李惠の仕事 製品が出来るまでの物語 vol.4
有田焼の素晴らしさもよくわかっていない私が「有田焼」「有田焼」とは言うが
一言ではご説明できないので松華堂企画室が作ったHPを見て欲しい。
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http://aritayaki.jp/
九州の人にとっては有田焼というのは本当にごく身近な食器として使われているが
その価値をあまり知られていない。
やはり世界にも誇れる伝統工芸です。
こんな素晴らしい伝統工芸を目の当たりにすれば普通の人は怯むに違いない。
私ももちろんその一人。少しでも携わればその大きな壁にぶち当たる。。。。。。
ぶち当たる。。ぶち当たる。。。バチ当たる。。。
ってな感じですな
まずは、ソープディスペンサーとトイレの汚物入れのフォルムを考案。
この製品を作るにあたって協力なパートナーに選んでいただいた
有田でも屈指の窯元「福泉窯」。
ここで製品は作られます。
福泉窯の専務と技術者に説明をする。
李惠「こんな感じで」と絵を見せる。。緻密な設計図などもちろんナイナイ。。
「こんな感じ、、、とはどんな感じよ???」と言いたくなるでしょう。。(笑)
ふくらみが何センチ、、開口部が何センチ、、立ち上がりの爪が何ミリ、、
それに形状は「こんな感じ」と手で説明(笑)
私の絵とサイズと「こんな感じ」で事が進まれていく。。
「こんな感じ」の表現の後は技術者の捉えた感覚で作られていく。。。
その事に「むっ!」とする事もなく、、技術者たちは快く引き受けてくださる。
1、最初に石工で土台を作ります。
その土台にチェックを入れ、、←ここが全形のすべてが決まる。
2、それから「捨て型」というものを作り、、
3、「なま生地」で一度器が出来上がり、、、、
4、一度窯に入れ「素焼き」が出来上がります。
「捨て型」はせいぜい5個くらいしか出来ません。。
その型で大量には出来ないので
今度は、これでオッケー!!!っていうことであれば
5、「本型」を作り、、製品になる素焼きを作ります。
6、そしてようやく素焼きに絵付けをしたりして釉薬(ゆうやく)を掛け
もう一度窯に入れ焼き、やっと完成品が出来上がる。
素焼きがあがりました。
通称「ぼんぼりボックス」↓
こちらは「ソープぼんぼりボトル」だったけ?↓
長い長い道のりです。
この新しい型を作るという事はご覧のような行程が必要でそれに技術者の知恵と感覚が加わり
出来上がるので費用もすごくかかるのです。。
その素焼きが出来上がったら、、今度はこの器にどんな表情を出すのか、、
重要な絵柄を決めて行きます。
現在は完成品の素焼きまで出来上がっています。
これに李惠の絵柄を入れて何度もテストしている状態です。
それからがまた至難。。。絵柄が思うように表現できない。。。
壁にぶち当たりまくる!!!!大丈夫か〜〜!???
つづく
2月23(火)~26日(金)までの4日間東京ビックサイトでお会いしましょう。
私も準備から入って23、24日は会場にいますよ~~~。
※もしご来場いただける方はご案内状(入場券)をお送りします。
メールでお気軽にお問い合わせください。likeiart@ybb.ne.jp
松華堂サイト http://showkado.jp/
ぽちっとよろしく!
私の作品集はこちらから→http://www.likeiart.com
by likeiart
| 2010-01-23 11:48
| 製品が出来るまでの日々
|
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