李惠likei日々の仕事と、、

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何のために生きているのか

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              漆作品 村田好謙氏


月曜日に取っている日本芸能史は、
歴史的な背景と共に受け継がれて来た日本の芸道についての講義で
広くて奥深すぎて私にはちょっと難しすぎる。
半分寝ながらノートを取る特技を身につけた(笑)

しかし火曜日の「京都学」の講義は毎回興味深い。
実際にその道の職人さんやアーティストから生きたお話が聴けるから。

昨日の京都学は「漆芸」の村田好謙先生のお話。
お寺の壁に、お釈迦様が産まれて来る情景を蒔絵で表現されている。
映像で見せていただきましたが、ほんと涙がでるほど感動!
それはそれは素晴らしいものでした。

「何のために作っているのか?」という質問をよくいただきます。
好きだから、やりたいからやっている。
食べて行くためのことなど二の次なんですね。

それは私にとって「何のために生きているのか」と言われているのと同じ。

作品を創るために生きているのではなく、作品を創っていると
考え悩み、自分を発見したり自分自身を知ることができる。

それが生きているということなのかな。

いろんなことを悩みながら自分の進みたい方向を模索していると思いますが
やりたいことが決まった時点で半分幸せなんですね
あとはその幸せをどう形に仕上げて行くかだけです。





どんなにすごい方でも努力を惜しまず、自分自信と戦い苦しみながら制作をされている。
私はここ京都に来て沢山の芸術と向き合って来た。
その素晴らしい芸術を残して来た方々に敬意を表し、そして途方に暮れたりもする。


しかしある時、ふと思ったこと。

日本の芸術家たちの活躍や歴史を年表にしてみる。
すると2011年、今を生きている芸術家たちは同じラインに立っている!ということ。
才能や環境の差は多いにあるけれど、みな同じ時代に生きているこの瞬間は
同じスタートラインなのだ!

なにも怯む事もない。大きな時の流れから見ると1年10年なんてちっぽけな物。
そう思うと、この重圧の中から解き放たれ
自分もこの「時」というラインではもしかして秀でるチャンスが来るかもしれないと

思って見たりする。。。。。と少し楽になる(笑)
by likeiart | 2011-11-30 10:49 | 京都修行 | Comments(9)

国際会議 in神戸



日曜日。ここは神戸。
大好きな陶芸家「熊本象」さんの展示会を見に各地からいつものメンバー集結。
益々腕を磨きあげられて神戸BALでの展示会は大成功に終ったそうです。
がんばってる方はモンクなし!
象くんにヤツレタと言われたので(怒)私もがんばらなきゃ!
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日本を代表するなにわの亮 登場。
中国から李惠。オーアイニー♡
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株価急落のため?はるばるニューヨークからキャサリン特派員と
ご存知私の守り犬 パリジェンヌ、マユミーヌ。
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ロシアからイチャフ大統領来日。
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そして昭和を代表するこの方
我らがかっちゃん、ハイチーズ!クネッ。
昭和の匂いがプンプンする後ろ姿(笑)
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みんな各国からここ神戸港に降り立ち集結。国際会議が行われたのでした。
中華街でめっちゃ美味しい餃子とビールで乾杯。
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                  世界は平和です。
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by likeiart | 2011-11-28 11:41 | 京都修行 | Comments(18)

芸術の世界に生きる人

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           近藤孝弘氏 ミストシリーズ「ポートレート」



最近の講義で印象的だった方をご紹介。
この作品を作ってらっしゃる陶芸・美術家「近藤孝弘」氏。
清水寺の代々続く陶芸の一家に産まれる。
おじいちゃんは染め付の人間国宝の近藤悠三
お父様や叔父さんも陶芸家では有名な方で、そんな家にサラブレットとして産まれた近藤氏。
芸術家としての栄光のレールは敷かれているようなものです。

そんな中であるからこそ反発心も生まれ、違う道へ進む事を選んだ近藤氏。
しかし伯父さんが芸術家として思い悩み自殺をされたことを機に
近藤氏は陶芸の道に進むことを選ばれたそうです。

それからお父様の元で修行を積み、早くからその才能を発揮し、海外などで高い評価を得られ
現在もなお進化し続けている本物の芸術家です。

あれだけ芸術の世界では賞賛を浴び続けていらっしゃるのに
とても素朴で制作に対する姿勢もとても謙虚。
しかもたいしたオーラも出てないのに(笑)ほんとに素晴らしい方でした。



陶芸という世界もほんとに難しいだろうなと思います。
私も携わった有田焼や伊万里焼では、その厳しい現状を目の当たりにしました。
売れる物を意識して作れば、いいのか。
自分の中に湧き出る物だけを、作り続けるには相当なエネルギーも資金も精神力も要ります。
誰も認めてくれないと「生活」していけないわけですから。
芸術家はそんな葛藤に苦しみます。

それでも秀でている人には、そのもうひとつもふたつも上を行く
才能もエネルギーも持ち合わせているのですね。


沢山の作品を見せてもらい、
私も もっともっと熱を持ってがんばらければと思わせてくれる講義でした!

近藤氏にもう一度会ってぜひお話が聞きたい!
by likeiart | 2011-11-26 10:22 | 京都修行 | Comments(6)

u-----------n,悩むのぉ。



            ううううーーーーーーん、悩むね。
                私はネカティブ代表。
           毎日毎日いろんなことを考えているのだ。
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 書道のクラスでよくお話する隣の席の方に、チケットをいただいたので
 京都国立博物館でやっていた「細川家の至宝」の展覧会(〜23日まで)を見に行った。
 入場制限も行われて30分待って中に入れてもらえたけど、
 大混雑であんまり見れんかった。
 けど、
 腰が曲がったような方々が多かったので、背の高い私は上から覗くようにして見ました。


 国立博物館の建物も古いのねー。




 隣にある「三十三間堂」もついでに拝観。
 中学の時の修学旅行の時に一番よかった所!として記憶にあるのだけど
 なぜ一番良かったのか覚えてない(笑)
 なぜだろうなぜだろう?とずっと疑問に思っていたことが、解明した!!!
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         八大竜王の神が居るから、また呼び寄せられたのだ。キット。
             李惠は、八大竜王 慈雨を降らす神様やけん。


                   知っとった?
                だから龍も描いたんだよ。
by likeiart | 2011-11-24 22:03 | 京都修行 | Comments(6)

美術館大好き!



安藤忠雄設計 京都府立陶板名画の庭
http://toban-meiga.seesaa.net/
期待していなかったけど、入場料100円で結構なものでした。

モネの睡蓮が水の中にありました!
絵画は全部陶板でできているので、濡れても大丈夫。
ここはすべて屋外になっている。屋根がありません。
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          (知らない中国人があたしを撮っているw)

              絵画はどれもがデッカいよ。
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お次は、堂本印象 美術館
http://www2.ocn.ne.jp/~domoto/

京都では数多くのお寺などに作品を残した堂本印象師
彼自らがデザインした美術館です。
とってもユニークなデザインでいいですね〜。
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以前まゆみちゃんが「この美術館にlikei連れて行きたいんだよね〜」と
堂本氏 晩年の抽象的な作品を見せてもらったときには
「こんなん嫌い」と軽く言ってたんやけどw、、、、ごめん。

ほんとに素晴らしかったです。

水彩から日本画から陶器からステンドグラス、彫刻から建築、、天才は何でもできる!

わたしもこんな人になりたい!!!とテンションあがったのでした。


戻って早速 古本屋で堂本印象の画集を買った。
それに書いてあった一文に共感する。


   壁画・ふすま絵・大作

   制作そのことが私にとって大きな感激のそのものであるとすれば、
   それに存分の力を傾倒して、精魂を傾けつくさなければならなぬ。
   
   最初にそれがとても至難だとおもわれるものを、屈伏せずにやり遂げると、
   それは必ず至難ではないものであることが分る。
   人間は謙虚な、そしてつつましやかな心が必要であるには違いないとしても、
   そのことを弱気と混同してはならないと思う。
   いけないのは努力や刻苦をいといすぎない心の存在である。
   臆病は自分をしばし卑屈に追込む。
   これは芸術の創造的精神と合致しない。
   古来の巨匠達は必ずそうした心の反省があったとおもうのである。。。。



もちろんこの師とのレベルの違いはあるしにしても、
私もこれまでの大きな襖や壁画を描かせていただく際には、同じようなことを思って
制作に挑んでいます。
この本に書いてあるすべてが私にとって、今一番必要で励みの言葉を頂いた感じがします。



いろんなことに出会えたこの京都という街。
私に沢山の重圧をくれる京都の芸術。
たくさん思い悩む自分の時間。
そして良い師から教わった技術。
どれをとってもこの3ヶ月は、李惠というアーティストにとっては
今までの人生の中で一番必要な時間になっているとおもんます。
by likeiart | 2011-11-22 20:23 | 京都修行 | Comments(12)

金閣寺



     Woooooooooooo!

     どうしてブータン国王は、2日前に来なかったの?

     あたしに合わせれば、めっちゃお天気よかったのに。雨で残念だったわね。

     ニアミスよ。

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綺麗ですね。金箔20万枚使うてるらしいっす。
金箔って雨風に当たっても剥がれないんだね。すごいわー。
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でもあたしは、金のブレスレットやら時計なんかつけてる人が苦手やわー。



ということで、ブータン国王が金閣寺を訪れた2日前の晴天の日。
私は金閣寺に行きました。


黄色い帽子の修学旅行生で、歩けやしまへん。
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そういえば、中学の修学旅行で来た以来の金閣寺。
よーく覚えているよ、
私はクラスの中で一番後ろで、訳のわからない説明を聞きながら
ほとんど立ったまま寝ていた写真のことを。。。。。(笑)

中学生なんか連れてったって、古都の良さをわかんのかね?

私はもう大人も終盤に差し掛かりそうな歳になりましたが、
今だから京都の良さを存分に味わえます.



       紅葉の中で、お抹茶も頂いた 乙!
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by likeiart | 2011-11-21 20:13 | 京都修行 | Comments(7)

究極の卵サンド

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「営業は夕方5時からです」と紙切れ1枚 入口の前に貼ってあるだけ。

狭い路地に入ったそれはそれは古い一件の小さな店。
時間を見るとまだ4時半だった。

店頭には2組の女性が並んで立っていた。
私は食べ物を食べるのに並んだことなんて一度もない人。
そこまでして何で喰わなあかんの?と思う人でして。

京都では、素敵な空間のお店が多いけど、そのほとんどが味が追いついていない。
お味が素敵ではないのです。


そういえば、、、、
「ここの玉子サンドがすごい有名らしいよ、容子ちゃんがおすすめと言っていた。」と
いつだったか、ここを通った時にまゆみちゃんが言っていた。。。。
ことを思い出し、、、(あーここだったね)


私たちは並ぶ事にした。

私らの後にも、また続々と並び始めた。
通りがかりの人が「何屋さん?なんか美味しいもんあるん?」と聞いて来る。
「ええ、たぶん玉子サンド。」
わたしは知らないのに答えた。


5時を10分くらい過ぎ、ようやく店が開いた。
狭い店内、相席でぎゅーぎゅーに詰めても12人が精一杯。
1度に全員は入れない。
一巡目に入れないとまたダメージが大きいだろう。それでも並んでる。


カウンターの中の狭い厨房には80を有に過ぎているおじいちゃんがコック姿で立っていた。


アルバイトの女性が、テキパキと人数を確認しながらオーダーを取って行く。

「玉子サンド」
「オムライス」
「玉子サンド」
「玉子サンド」
「玉子サンド」
「オムライス」

たまにオムライスという言葉が出てくるだけで ほとんどの人は玉子サンドを注文した。
私たちはひそひそ声で、「玉子サンドでいいとよね!?」などと
ドキドキしながら注文した。

店内は緊張感があってだれもおしゃべりをしていない。
飲み物を頼む人もいなくて すべてのテーブルには水が置かれているだけ。

(ああああああああああ、そげん玉子サンドがすごいんかね!!)
この緊張感と妄想が膨らんで爆発しそうになる。


狭い厨房は、おじいちゃんの導線の良いように作られているのは
きっとここで100年くらい立っているからだろう。
(まだ85歳くらいやとおもうけどね)

おじいちゃんの動きは超スローなのに、なんだか知らんけど
出来上がっていくスピードがすごく早いのである。

固唾を飲んで、客はそのじーちゃんが作る玉子サンドを眺めていた。
あっと言う間に あたし達の目の前に その究極の玉子サンドが運ばれて来た。

(うわ~~~~~~~~でかい)
玉子が4、5個分位使ってありそうな大きな卵焼き?みたいなものが
パンに挟まれ ふわふわだ。

しかしなぜか、、、
玉子を割っているような音もしなければ
ボウルで玉子をかき混ぜるような音もしない。
フライパンのジューっとする音や煙もないような。。

でも!熱々の玉子サンドが出来上がって来た。
ひと口食べると!
「おいしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」


コレは、別次元の世界から あのおじいちゃんが持って来てはるんやないかと
疑うくらいでした。



もちろん、写真など撮れる状況でもないので
どんな究極の玉子サンドなのか?????????

このおじいちゃんと、この古い店と、出て来た玉子サンドを想像してみてください(よだれ)




おわり。



*河原町/店の名は「コロナ」と言います。
 しかもこの玉子サンド500円なのです
 腹いっぱいになるぜ!
by likeiart | 2011-11-20 00:49 | 京都修行 | Comments(10)

知恩院の夜


知恩院のライトアップ。お見事でした!
今 京都ではあちこちのお寺や神社でライトアップが行われています。
知恩院の御影堂はこの冬で見納めです。
これから10年間は修復工事のため閉鎖されるとのこと。
よいタイミングで見る事ができ感激です。

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強烈なライトに照らされた幻想的な木々やお堂などを目の前に
私はある人の事を思い出していました。


先日受けた京都学の講義の中で、「京木工芸」を継承されている木工技師の方のお話です。

  桜や紅葉の季節になると、あちこちでライトアップされていますが
  「樹も夜は眠りたいんですよ。。」
  昔はお寺さんが我々に道徳や美徳を教えてくれはったのに
  今のお寺さんなんかは皆 金儲けに走ってしまって 本当に大切なことを忘れてはる。
  
  桜も紅葉も早起きして見て下さい。
  早朝が一番綺麗な姿を見せるのです。
  
  みなさんもデートなんかでライトアップされた桜や紅葉を見る機会があると思いますが、
  そんなときに「へんなおっさんがこんなこと言うとったなあ」と
  思い出してくれたら、幸いです。



と、おっしゃっていました。
私は このへんなおっさんのこの言葉をずっと思い出していました。


                人間ってとても悲しいなあと思います。。。。
by likeiart | 2011-11-18 20:27 | 京都修行 | Comments(6)

2012年の年賀状の準備は???



毎年この時期になると「李惠さん年賀状作って~」と
ありがたい声をかけてくださる方がちらほら。
私の事を少しでも応援してくださる気持ちがあってと嬉しくもありますが、、、、


私の持論としては!

年賀状は自分で作るもの!自分で書くもの!と思うております。

なぜかって、本来年賀状の意味は、昨年は家族みんな元気で過ごしました。今年もよろしく!と
自分自身の便りであるはず。


人が作った年賀状なんてなんも意味がありません。


毎年一番心に残る年賀状は、父からの年賀状です。
父は毎年200枚以上の年賀状を表裏全部手書きです。
特別色気があるわけでもなく、文字のみですが
それがその人だけに宛てた心の手紙なのです。


デザイナーが作ったカッコいい年賀状なんかより
下手でもなんでも良いのです。
自分の写真でもええし、自分が描いたものが一番いい!
手紙とは心を届けるものだと思っております。
人に作ってもらったものなど、心なんてなんも伝わりませんし。


だから、、「今年も李惠ちゃんにつくってもらおー!」と言ってたあなた!そしてみなさんに!


私からのクリスマスプレゼントです。
李惠が描いた来年2012年辰年の「年賀状素材」を
良かったらどーぞ好きに使ってください034.gif



ほとんど手紙らしいものを送ることがない方
年に一度くらい年賀状を心を込めて作りませんか?
今年はこれを見て早めに作ってみたらいかがですかー。

*もし使われたら「使いましたー」とご一報下されば嬉しいです。
*商用はご遠慮ください


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by likeiart | 2011-11-16 08:45 | 京都修行 | Comments(20)

秋風ぴゅー

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学校終わって、出町柳のオニギリ屋でおにぎり買って、鴨川の土手で食べた。
今日は風が冷たくちょっと寒かったけど、気持ち良かった。
向こうに見えるのは大文字山で、その麓に私は住んでんの。

ここ京都へ来たときはまだ暑かったけど、夏秋冬の三つも、季節を味わえる。
もうちょうど半分が終わって、長いようだけど、ここでの暮らしもあっと言うまだろうな。
そんなことを思うと、このおにぎりも一層美味しく感じる女子大生です?w
by likeiart | 2011-11-16 00:00 | 京都修行 | Comments(2)