李惠likei日々の仕事と、、

夏の夜市


「ビ〜ルいかがですか〜?」
「いらっしゃ〜い」
「カラ〜〜ン、大当たり〜」
下駄の音や風鈴の音、大勢の人のざわつく声や笑い声。
子供たちのはしゃぐ声。
金魚がたくさん泳ぎ、ヤキトリの炭や甘辛い醤油の匂いが漂う。

私は幼い子供。
誰かに手を引かれて夜市の中を浴衣の帯がびろ〜〜〜んと伸び
自分で引っかかりながら、お行儀良く歩く事は知らない。
たくさんの人の中をかき分けながら、そんな目の前の風景がモノクロに見えてきた。

そんな賑わう先に、カラーで見えた一人の青年。
彼は扇子に文字を描いていた。
お客さんは、彼に好きな文字を扇子に墨で書いてもらう。
パカパカ売れている。
私は彼の書く姿をじ〜〜〜っと観察していた。

実は最初っからそれが目的でした。
この夜市の目的、ビール片手に歩くギャラリーは少女でもなく
実はその書を見たかったのです。

その目的のおかげで私は「想い出のモノクロ写真」が交互にフラッシュバックして
幼い記憶の中に呼びもどされた気がしました。

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                        昭和シリーズ から    李惠作

暑い夏の情景を思い出したら
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by likeiart | 2007-07-29 21:58 | プライベート | Comments(2)
Commented by kuma-boo at 2007-07-30 21:04 x
素晴らしいです! 子どもの頃の夏を想い出しました。
子どもが本当に子供らしかった時代はもう遠い昔話になってしまったのでしょうか。
Commented by likeiart at 2007-07-31 08:13
kuma-booさん、コメントありがとうございました。
子供の頃の夏を思い出してくれてとてもうれしいです。
この絵の情景は私も実際に知らないですが、
夏はいろんな想い出の風物詩がある季節だなと思いますね。
子供が子供らしく、、、鼻水たらしている子供なんていないですもんね〜。
kuma-booさんのブログ、リンクさせていただいています。
(勝手にすみません)