竹林の壁画
6年前の今日。ある大物アーティストの方にかけてもらった言葉を読み返す。
お互いに、アートという深くて苦しくて魅力のある世界で戦う、頑張る、楽しむということに、
人生をかけていられていることに、感謝しなければなりません。
先日、日本最大の焼酎メーカー宮崎の「霧島酒造」本社工場に壁画を描いてきました。
わずか10日間くらいの時間でした。壁面は20mくらいあり天井高は7、8mくらいあります。
霧島酒造さんの企業イメージでもある竹林を描かせていただきました。
焼酎をパッケージする生産ラインの入り口の壁です。
残念ながら企業様向けで一般の方の見学は出来ないようですので、良かったら写真を見ていただけると嬉しいです。
中盤くらいまで描いても描いても描いても終わりが見えない状態でした。
こんな大きな壁に書いたのは初めてです。天井高が高いのでクレーン車に乗って制作しました。
1番苦労したのはこのウレタン塗装の壁になかなか色が乗らず、紺色なので発色しません。
しかもアクリル系の絵の具で水墨画のような雰囲気を出さなければならないこと。
そこに風を感じること。
難題だらけで本当に難しかったです。
構図は予め打ち合わせしてましたが、下書きなしです。
この巨大な二つの壁にどうやってこのバランスをとったのかは秘密!
ある超アナログな工夫を思いつきやってみたら壁に絵が見えてきてうまくいきました。
龍神丸さんの壁画〜個展〜霧島酒造さんの壁画まで休む暇なく体力勝負でした。
このハードな制作も耐えうる丈夫な身体でよかったです。
制作中は毎朝ご飯をいーっぱい食べて乗り切りました!
現場監督さんにも制作中はたくさんお世話になりました。
このお話が来たのも10年前のご縁でした。
色んな方との繋がりがこうして一つずつ実を結び、
そして真摯に全力で取り組んできたからとも自負しています。
ありがとうございます。
アートに人生をかけていられていることに、ほんとに感謝しています。
by likeiart
| 2017-12-05 18:19
| 仕事
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