李惠likei日々の仕事と、、

天空の世界での愛

青い海。真っ白な空との間に立つ大きな波が水先案内をする。
私は白く泡立った大きな波の上に乗ってサーフィンするように、ある場所へとたどり着いた
ちょうど波はそこで突然と終わり、私を碧の柔らかな草原の上に降ろした。
目の前に広がる世界は、静かでやわらかな日射しで覆われた とてつもなく美しい場所だった。

リンゴの木、ドングリの木、みかんの木、さくらんぼの木、
沢山の実のなる樹があった。
背の低い樹木たちは気持ちのよい木陰をたくさん作っていた。

草原の中には小さな池があった。
どこから湧きでるのかこんな透明な水が、
上空にあるものを全部写し込み、池の底まで綺麗に見せた。
池底に生える美しい苔は私のベッドのようだった。
どうやら私はこの池の中に住む住人のようである。

「人魚」。
私は人間の大人の女性の身体と同じような容姿をしていたけど、
それを三分の一くらいにした小さな人魚だった。
目も鼻も口もあるけど、それぞれに穴はなかった。
長い髪は、皮膚と同じもので出来ていた。
全身がゼリーのような繊細でやわらかなプルプルした皮膚をしていた。
鰭も鱗もなかった。


その澄んだ水の池の前に建つ小屋にひとりの「人間の男性」が住んでいた。
彼は驚くこともなく私を迎えた。当然のように私を誰よりも深く愛した。

彼は毎日私の全身にピンクのクリームを塗ってくれる。
それは陸に上がった私が皮膚呼吸できるようにするためだった。
毎朝毎朝、池から上がって来た私に繰り返しピンクのクリームを塗ってくれる。
綺麗に優しく私を傷つけないように塗ってくれた。
私は彼が大好きだった。彼も私を沢山愛してくれた。
とてもとても幸せな日々だった。


しかしそうした幸せな日々は、あっと言う間に終わりを告げるのである。
ある日彼は私にこう言った。
「もうピンクのクリームを塗るのは 飽きたよ」と。
私をほおって小屋の中へと消えて行った。


ピンクのクリーム。
それを塗らなければ、私はこの草原の中で生活が出来ない。
自分で塗る事ができないから、陸に出て5分もすれば「死」に至る。
水の中だけで生活しなければいけない。
ということは、もう彼に会う事も出来なくなる。



池の岩に座って両足を水につけて、私は小屋を見つめてずっと泣いていた。
彼はどうしちゃったんだろう。
どうして私を嫌いになっちゃったのかな。
ずっと悲しくて悲しくて泣いた。




                    結構面白い夢だった。
                    こんな鮮明で綺麗な夢を見たのははじめてだった。

                     最近はよく泣く。この雨のせいだろうか。
                            


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by likeiart | 2011-05-29 12:01 | ひとりごと | Comments(4)
Commented by ともみ at 2011-05-29 14:23 x
雨はお洋服は濡れちゃうし、髪の毛はモワモワしちゃうし、
歩きにくいし・・・気分が沈んでしまいますね。。。
瞳からこぼれる雨は弱った心に染み渡るそんな暖かい涙であってほしい。。。
明日は晴れるといいな(^^)
Commented by likeiart at 2011-05-29 15:25
>ともちゃん
通勤していると余計に雨は大変でしょうね。
カラッとした晴天はほんと数えるほどしかなかったね〜。
これが開けると、暑くなるのかな〜
私の気分はほんと単純にお天気に左右されんのよね〜
でもこの夢のロケーションは本当に綺麗なところだった。
あんなところが天国なのかな〜
Commented by snapdragon0791 at 2011-05-30 10:59
こーんな綺麗で心地いい夢うらやましいです~夢見の悪い私ですから(笑)
雨って本当になんだか沈んじゃいますよねぇ、、、泣けます泣けます。
同じく私も気分サゲサゲの毎日です。
が、ちょっとしたキッカケや外出でアゲアゲに変わったりしますからね、
泣き疲れたらでておいで~♪
Commented by likeiart at 2011-05-30 21:11
>kanaちゃん、手は胸に置かないで寝るんだよー。
かなちゃんの夢怖すぎやもん。。。w
かなちゃんもお客さんからいっぱいパワーもらって
このゆーつな季節乗り切ってね。
わたしも下がった時は、ワンノートカナが一番のお薬です〜
いつもありがとうね〜♪